高等教育と障害 / 第1巻 第1号

実践・研究報告

大学生の発達障害関連支援ニーズを踏まえた障害学生支援体制構築の課題

篠田 晴男・島田 直子・篠田 直子・高橋 知音
2019年 1巻 1号 p.61-73
DOI: 10.34322/jhed.1.61
要旨
本報告では,障害者差別解消法施行に伴い整備を進めた,一万人規模の学生を有する国立大学と私立大学における障害学生支援の立ち上げの実際を比較し,発達障害のある学生支援を中心に,援助ニーズに即した支援の課題を検討した。いずれも障害学生支援において,発達障害関連困り感質問紙を利用し,コア・チームによる学部教職員と協働した自己の成長を促す修学支援に取り組んでいるが,合理的配慮に到るには階層的な支援様態が想定された。さらに,質問紙による支援ニーズの把握は,学生の見守りに加えて,コア・チームによるタイムリーな情報共有に寄与することも示唆された。
キーワード
発達障害 困り感質問紙 修学支援 体制整備 合理的配慮
本文
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