AHEAD JAPAN メニュー 1. 開催概要 2. プログラム 3. 参加申込 4. 実践・研究発表の申込 5. 問合せ AHEAD JAPAN CONFERENCE 2026(第12回全国大会)開催概要 AHEAD JAPAN(全国高等教育障害学生支援協議会)は、大学等の高等教育機関における障害のある学生の修学支援等の充実並びに学術研究の発展等に寄与することを目的として設立されました。各種の関連活動をより具体的なものとするために、また、関係者間のネットワークをさらに強化することなどを目的として、年次大会を実施しております。 この度、早稲田大学において、第12回全国大会を実施いたします。本大会では、海外からのゲストを招いた特別企画、行政説明、対談、テーマ別の分科会等において、障害学生支援に関する最新の動向に触れていただけます。また、障害学生支援に関する実践・研究を発表するポスターセッション、各種の展示ブース等、様々なプログラムを企画しております。ぜひ、ご参加くださいますよう、よろしくお願いいたします。 大会長:秋葉丈志(早稲田大学スチューデント・ダイバーシティ・センター長) 大会実行委員長:村田淳(京都大学/AHEAD JAPAN業務執行理事) 1. 開催概要 日時 2026年9月1日(火)10:00-17:30 2026年9月2日(水)10:00-15:15 開催方法・会場 方法:対面開催(「行政説明」のみ、オンデマンドコンテンツとして大会後に配信予定(対象は会員のみ) 会場:早稲田大学 早稲田キャンパス 大隈記念講堂・3号館(〒169-8050 東京都新宿区戸塚町1丁目6) 受付 9月1日(火)9:15〜14:30 3号館1階エントランスロビー(14:30〜 3号館6階605教室) 9月2日(水)9:30〜 3号館6階605教室 ※ 地図アプリで「早稲田大学3号館」と検索すると場所が表示されます。 ※ 初⽇(9/1)に受付を済まされた⽅は、2⽇⽬(9/2)の受付は不要です。参加されるプログラムの会場に直接お⼊りください。 車いすをご利用の方へ ・ 大隈記念講堂への入場について 大隈記念講堂へお入りいただく際には専用通路があります。大会初日の受付時に、スタッフがご案内いたします。 ・ 3号館(各教室・ラウンジ)の上階への移動について 3号館の上階へ移動するエレベーターは、大学のセキュリティ制限により、ご利用に専用キーが必要です。各セッションの開始・終了前後など、主要な時間帯はエレベーター付近に誘導スタッフを配置いたしますが、スタッフが不在の時間帯に移動される場合は、スタッフを呼び出せる連絡先へお電話をお願いいたします。 ※連絡先の電話番号は、大会初日の受付時、または参加申込者へ事前にお送りする案内資料にてお知らせいたします。 ・ 最寄り駅(東京メトロ東西線「早稲田駅」)のエレベーターについて 早稲田駅はすべての改札口にエレベーターがなく、中野方面行きホーム改札口・西船橋方面行きホーム改札口に各1箇所の設置となっています。そのため、早稲田駅をご利用の場合はあらかじめ駅構内図をご確認のうえ、お越しいただくことをおすすめいたします。 開催中止の判断と周知について 大会ウェブサイトに掲載している「大会開催中止の判断および周知方法について(PDF)」をご確認ください。 大会参加にあたっての注意事項・会場案内 ・ 大隈記念講堂内での飲食禁止について  大隈記念講堂は国の重要文化財です。ホール内およびロビーを含め、一切の食事が禁止されています。また、缶飲料や、コンビニ・コーヒーショップなどのフタ付きカップ飲料の持ち込みも固くお断りいたします。ただし、ロビーに限り、フタがしっかりと締まるペットボトルや水筒での水分補給は可能です。 ・ 電源・Wi-Fiへの接続と大会資料の事前ダウンロードについて 電源の利用:大隈記念講堂内では最前列を除き、座席の下部にコンセントがあります。3号館の各教室では机上にコンセントがありますが、座席の人数分はありません。必要に応じて電源タップ等をご持参ください。 Wi-Fiへの接続:会場ではご自身のポケットWi-Fi、または「eduroam」への接続をお願いいたします。eduroamを利用できない場合や通信速度が遅い場合は、イベント専用のWi-Fiをご利用いただけます。 イベント専用Wi-Fiの接続情報(SSID・パスワード)およびマニュアルは、大会前に参加申込者へ送付する発表資料と合わせてお送りいたします。当日はそちらをご確認のうえ、接続してください。 資料の事前ダウンロード:当日は回線の混雑により会場のWi-Fiが繋がりにくくなる場合があります。大会資料はあらかじめダウンロードしたうえでご来場ください。 ・ 学内・周辺での食事・休憩について 大隈記念講堂および各教室のなかでは食事をとることができません。食事や休憩の際は以下の場所をご利用ください。 学内の休憩・食事スペース:3号館、8号館、15号館の各学生ラウンジをご利用いただけます。 購買(コンビニ):3号館および14号館の1階にあるコンビニが営業しているほか、大学周辺にもコンビニがあります。 周辺の飲食店:近隣に多くの食堂があります。大学周辺の飲食店情報については、早稲田ウィークリーの「私のワセメシ」のページをご参照ください。 ・ 学内での喫煙について キャンパス内での喫煙は、指定された場所に限られています。詳細は所定の喫煙場所一覧をご確認ください。 ・ 地震発生時の対応について 万が一、大会中に地震が発生した場合は以下の通りご対応をお願いいたします。 揺れを感じた直後:窓や棚、ガラスなど、割れたり中のものが飛び出したりしそうな場所から離れてください。机の下に潜るか、バッグや衣類などで頭を覆い、落下物から頭と手足を守ってください。余裕があれば、出入り口を確保するためにドアを開けてください。 揺れがおさまったあと:自分のいる場所の安全が確認できる場合は、そのままその場を動かずに待機してください。危険だと判断される場合は、スタッフの誘導に従い、大隈庭園または10号館前広場へ避難してください。 ・ 主催/協力等 主催 一般社団法人 全国高等教育障害学生支援協議会(AHEAD JAPAN) 共催 早稲田大学 運営 AHEAD JAPAN大会実行委員会・大会事務局 協力 京都⼤学 ⾼等教育アクセシビリティプラットフォーム(HEAP)  東京⼤学 障害と⾼等教育に関するプラットフォーム(PHED)  ⽇本学⽣⽀援機構(JASSO)  筑波技術⼤学 ⽇本聴覚障害学⽣⾼等教育⽀援ネットワーク(PEPNet-Japan)  筑波⼤学 ヒューマンエンパワーメント推進局(BHE)  ⽇本学⽣相談学会 ・ 事務局・協力スタッフ AHEAD JAPAN大会事務局 大会実行委員長 村田淳(京都大学) 大会マネージャー 木谷恵(京都大学) AHEADJAPANアクセシビリティ委員会 アクセシビリティ委員長 楠敬太(京都大学) アクセシビリティ委員 瓜生優佳(明治学院大学)、岡田雄佑(筑波技術大学)、小馬加奈子(和歌山大学)、永井友幸(大阪大学)、樋口隆太郎(福岡工業大学)、堀口里奈(筑波大学)、松原夢伽(京都大学)、宮谷祐史 (大阪大谷大学) 2. プログラム Day.1 9月1日(火) 10:00-10:10 開会の挨拶 主催者代表(AHEAD JAPAN) 共催者代表(早稲田大学) 10:15-12:00 大会特別企画 「ニュージーランドにおけるインクルージョンの現状と課題」 登壇者 Missy Morton(オークランド大学(Waipapa Taumata Rau) Sean Sturm(オークランド大学(Waipapa Taumata Rau) Mark Thomson(オークランド大学(Waipapa Taumata Rau) ナビゲーター 黒田一寿(東京工業高等専門学校) 内容 南半球に位置する美しい自然に恵まれた国ニュージーランドのオークランド大学(Waipapa Taumata Rau)から教職員3名にご登壇いただき、同国の多文化社会、インクルーシブ教育、そして大学における障害学生支援についてお話いただきます。私たちは年に一度このConferenceに集い、他校の取り組みや課題を知り、自らの経験と照らし合わせ、新たな学びと繋がりを持ち帰って日々の教育に生かしてきました。今回はその輪を海外まで広げる試みです。相違性と共通性の双方がより際立つグローバルな視点から包摂の課題を捉えなおすことで、新たな学びを得たいと考えています。 ニュージーランドと日本はともに障害者権利条約の批准国で、多くの共通する課題を有しています。しかし異なる社会背景や政策、教育制度をもち、異なる解決アプローチが生み出されています。そこにはどのような合理性が存在するのでしょうか?フロアのみなさまと一緒に考えてみたいと思います。 プロフィール ※ 固有名称の兼ね合い等から、英文のままで表記いたします。必要に応じて、翻訳アプリ等を用いて内容をご確認ください。 Missy Morton(オークランド大学(Waipapa Taumata Rau) Dr Missy Morton is Professor of Disability Studies and Inclusive Education in the Faculty of Arts and Education at the University of Auckland. Her practice, teaching and research for forty years has focused on the thinking, values, beliefs and actions that shape our individual and social responses to difference, in particular disability. Missy has been fortunate to learn with and from educators as they explore their own efforts to develop inclusive pedagogies, curricula and assessment practices. Sean Sturm(オークランド大学(Waipapa Taumata Rau) Dr Sean Sturm is of German, Māori (Ngāti Kahungunu ki Te Wairoa), Russian and English descent. He is an Associate Professor in the Faculty of Arts and Education at the University of Auckland. He researches and teaches in the fields of Philosophy of Higher Education and Indigenous Studies, with a particular interest in place- and arts-based education informed by Indigenous and Posthuman Disability Studies. Mark Thomson(オークランド大学(Waipapa Taumata Rau) Mark Thomson has been the Manager of Student Disability Services (SDS) at the University of Auckland since 2018. In this role, he has led work under the Student Experience workstream of the University’s Disability Action Plan, including the development of several important University policies that support the full participation of disabled students in their academic studies and wider University life. He has also been responsible for implementing University systems and processes that ensure disabled students can more easily request and receive reasonable accommodations throughout their university studies. 黒田一寿・くろだかずとし 国立東京工業高等専門学校一般教育科教授(体育)。もともとの専門はスポーツ心理学。ASDのある学生との出会いをきっかけに、2007年より高専における障害学生支援に関する調査・研究に取り組みはじめ、学生相談室長を8年間担当。2019年ニュージーランドの大学5校の障害学生支援部門を訪問調査。2025年オークランド大学教育批判研究学科客員研究員。 13:15-17:00 ポスターセッション/ブース展示 実践・研究のポスター発表 関連団体、賛助会員のブース展示(JASSO、PHED、HEAP、PEPNet-Japan、BHE等) 13:15-14:15 トークセッション① 「高等教育機関における手話通訳支援を語る」 コーディネーター 白澤麻弓(筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター) 対談パートナー 松田崚(藤岡毅法律事務所)、井上友裕(京都産業大学障害学生教育支援センター) 内容 障害者差別解消法の施行以降、大学における障害学生支援体制は大きく変化し、合理的配慮に対する認識も着実に高まってきました。しかし、聴覚障害学生への支援に目を向けると、いまだ「文字通訳があれば十分」という認識にとどまり、手話通訳が支援の選択肢として明確に位置づけられていないのが現状です。手話言語条例の全国的な広がりや手話施策推進法の成立も相まって、大学は手話通訳支援への向き合い方を改めて問い直す時期を迎えているのではないかと思われます。 本対談では、こうした法制度の変化を踏まえ、大学が手話通訳支援に対して負う責務を確認するとともに、コーディネータならびに手話ユーザーとしての経験から、手話通訳の重要性や、文字通訳では得がたい手話通訳ならではの価値、ならびに導入にあたっての課題と現時点での解決方法について語ります。 14:30-15:45 行政説明 「障害学生支援をとりまく社会的動向」 登壇機関等 内閣府、文部科学省、日本学生支援機構 15:30-17:30 高専分科会 「看護師の立場としての高専における障害学生支援への関わり」 コーディネーター 矢澤睦(仙台高等専門学校総合工学科)、舩越高樹(信州大学教育・学生支援機構 学生総合支援センター) 話題提供者 宮﨑智美(釧路工業高等専門学校・看護師)、西館恵美(仙台高等専門学校・看護師)、岡亜希子(佐世保工業高等専門学校・看護師) ※他のプログラムとは異なり、当分科会では手話通訳・文字通訳を個別ニーズにあわせて手配することとしているため、参加を希望される方で手話通訳や文字通訳を利用される方は、8月7日(金)までに大会事務局までご連絡ください。 内容 支援コーディネーターの職がほとんどない高専では、看護師等の看護職が障害学生支援のインテーカーやコーディネーターの役割として重要な存在となっており、これは大学とは異なる高専の大きな特徴となっています。高専の看護職は学生相談に関しても同様の役割を担うことが多く、看護職の方々の日ごろの想いや、学生の健康管理を中心とする従来の保健室業務との兼務の葛藤の実情などについて、同じ職場にいても教員や職員が知る機会は案外少ないと考えられます。 本分科会では、高専の看護師3名に登壇していただき、パネルディスカッションと参加者間のフリートークを基本として、看護職の立場からの障害学生支援への関わりについて関係者で共有する機会とします。 高専の障害学生支援に興味・関心がある、広範な立場の皆さまのご参加をお待ちしております。 16:00-17:00 トークセッション② 「当事者の声から考える大学での障害学生支援の『リアルと本音』」 コーディネーター 脇山輝衣菜(東京大学先端科学技術研究センター) 対談パートナー 河髙素子(日本福祉大学 通信教育部 福祉経営学部・社会人学生)、渡辺陽(筑波大学大学院 人間総合科学学術院 人間総合科学研究群 障害科学学位プログラム・大学院生) 内容 本トークセッションでは、障害や病気のある学生が自身が高等教育の学びに参加する上で得てきた支援の経験を振り返り、大学での障害学生支援のリアルを本音でお話しします。障害のある学生を支える様々な立場の人たちが、障害のある学生をどう支えてほしいかについて、障害のある学生当事者の声から見つめ直し、これからの障害学生支援のあり方について考えます。司会は自身も障害のある当事者として日頃から障害や病気のある子どもたち若者たちの進学や就労の相談に応じています。支援者として期待される立場や役割と障害を持つ当事者としての思いを織り交ぜながら、障害学生支援に関わる方々が直面する悩みや葛藤と障害や病気のある学生が真に望む支援や支援者への思い双方の視点を持って、本トークセッションをナビゲートします。 Day.2 9月2日(水) 分科会企画 ※午前・午後ともに3つの企画を実施します。 当日、ご関心のある分科会を選んでご参加ください(事前申し込み不要、先着順) 午前の部 10:00-12:00 「障害学生支援体制の再点検とアップデート―現場の実践から考える工夫と課題―」 コーディネーター 大沼泰枝(香川大学学生支援センター) 話題提供者 鈴木美佳子(大谷大学学生支援課)、千葉純子(東北学院大学学生部学生健康支援課) コメンテーター 佐々木銀河(筑波大学人間系) 内容 障害のある学生の支援体制は、大学によって様々であり、これが正解というものはありません。障害者差別解消法が施行され10年たった今、障害学生支援の現場では、支援体制の見直しやアップデートの作業が多かれ少なかれ行われていると思います。 今回は、3つの大学の障害学生支援担当者に自学の障害学生支援や合理的配慮の合意形成の方法などについて話題提供いただき、それぞれの方法のメリット、デメリットについて整理しながら、今後の障害学生支援体制の整備の進め方について議論をします。 「学部教員から見た障害学生支援と学生相談:期待と課題」 コーディネーター 堀田亮(岐阜大学保健管理センター) 話題提供者 宮谷祐史(大阪大谷大学人間社会学部)、中島俊思(佐賀大学教育学系学校教育学研究科)、斉藤美香(札幌学院大学心理学部) ※日本学生相談学会協力企画 内容 「私たち支援者の専門性、強みとは何か?」という問いに対して、コーディネーターやカウンセラー“同士”では議論が活発に行われているように思います。しかし、高等教育機関に属する他の教職員、すなわち私たちと共に働く“支援部署ではない人々”から私たちの営みはどのように見えているのでしょうか。本分科会では、障害学生支援または学生相談の部署で実務を担当した後に学部教員になり、引き続き支援部署にコミットしている3名が登壇し、教育・心理的支援、合理的配慮、メンタルヘルス、学習支援、社会移行といった障害学生支援や学生相談の「機能や役割」への期待や課題について話題提供します。辺縁から見た景色の語りを通じて、学部教員との有機的な協働のヒントをつかめる場にできればと思っています。 「言語×文化×障害の交差点―障害のある留学生をめぐる課題と大学支援のリアル―」 コーディネーター Peter Bernick(長崎大学) 話題提供者 長谷山和子(国際教養大学学生課学生支援チーム)、李勝勲(国際基督教大学学修アクセシビリティ支援室)Jorge Mendez Jimenez(長崎大学熱帯医学グローバルヘルス研究科・大学院生) 内容 日本のグローバル戦略により、留学生数は過去最多の約41万人に達しています。増加に伴い、大学の支援現場では「障害のある留学生」に付随する「学業関連」や「学業以外」の課題に直面し、手探りの状態に悲鳴を上げる支援者は少なくないでしょう。 障害のある留学生の支援には、言語や文化、生活習慣の違いだけでなく、国・地域に基づく制度や医療アクセスの差異といった、「合理的配慮」を考える以前に複合的な壁や懸案が存在します。日本学生支援機構(JASSO)の指摘通り、この見えない壁の攻略には学内外の緊密な連携が必要不可欠です。 そこで本分科会では、海外から日本に留学する学生に焦点を当て、支援者が直面している「リアルな現状と困りごと」を浮き彫りにしながら、事例や対処法の共有を通じて実務上の課題を整理し、参加者の皆様が今後の留学生対応に活かせる実践的な知見の獲得と、対応能力の向上を図ることを目的とします。 午後の部 13:15-15:15 「合理的配慮義務化への組織的対応―早稲田大学における支援体制の統合と運用改善に向けた試行錯誤のプロセス―」 コーディネーター 吉野智子(早稲田大学アクセシビリティ支援センター) 話題提供者 秋葉丈志(早稲田大学スチューデント・ダイバーシティ・センター)、外奈緒美(早稲田大学アクセシビリティ支援センター)、松野志穂(早稲田大学アクセシビリティ支援センター) 指定討論者 高橋知音(信州大学) 内容 合理的配慮義務化への組織的対応―早稲田大学における支援体制の統合と運用改善に向けた試行錯誤のプロセス― 2024年4月の改正障害者差別解消法施行により、私立大学においても合理的配慮の提供が法的義務となることを見据え、早稲田大学では、障がい学生支援体制の見直しを進めてきました。特に、支援ニーズの増加・多様化を背景に、「特定の担当者が頑張る仕組み」から「組織として継続的に支えられる仕組み」への転換を目指し、合理的配慮の調整機能をアクセシビリティ支援センター(ARC)へ集約するとともに、関係部署が連携して対応する体制づくりを目指してきました。また、合理的配慮検討委員会の設置や配慮内容の整理を通じて、個人の経験や判断に依存せず、組織的に相談・検討しながら意思決定できる運用を模索しています。さらに、業務フローの整理や情報共有の仕組みづくりにも取り組んでいます。 本分科会では、制度改正への「成功事例」を紹介するのではなく、限られた人的資源の中で組織的な支援体制をどのように構築し、どのような課題や葛藤を抱えながら改善を重ねてきたのか、その試行錯誤の過程を率直に共有したいと考えています。合理的配慮体制の整備を進める際の実践的な参考としていただければ幸いです。 「学外実習における支援―本質的課題と合理的配慮―」 コーディネーター 生川友恒(静岡大学学生支援センター) 話題提供者 岩村純子(熊本保健科学大学学生相談・修学サポートセンター)、大里浩文(佐世保工業高等専門学校基幹教育科)、腰川一惠(聖徳大学大学院教職研究科) 内容 障害のある学生が学外で実習を行うときは、実習先と連携しながら合理的配慮の調整を行うことが求められています。実習先の体制や環境、利用者の安全確保など、受け入れ側の事情をふまえながら、建設的な対話と合意形成をおこなうことが不可欠になりますが、学内の講義・演習とは異なる困難が生じやすくなります。 また合理的配慮として、実習の目的や到達目標などを変更しない範囲の調整を検討することになりますが、実習を通じて学生は何を修得・達成しなければならないかというポリシーや基準が不明確な面もあるため、本質的な課題にぶつかることもあります。 本分科会では、医療系、技術系、保育・教育系における学外実習での支援について話題提供をおこなったうえで、フロアの皆さんとの意見交換をおこないます。何かひとつの結論を導くものではなく、まずは支援の現状と課題を出し合いながら共有することを目的にしています。 「障害学生支援とトラウマインフォームドケア」 コーディネーター 近藤武夫(東京大学先端科学技術研究センター) 話題提供者 中村有吾(同志社大学カウンセリングセンター)、大島郁葉(千葉大学子どものこころの発達教育研究センター) 指定討論者 小倉正義(鳴門教育大学大学院学校教育研究科)、丸田伯子(東京外国語大学保健管理センター) 内容 障害学生支援の現場では、支援室や教職員に安心して関わることが難しく、相談の場でも、自らの支援ニーズを十分に表明しにくい学生がいます。その背景の一つに、大学入学前を含む修学過程において、支援ニーズが十分に受け止められなかった経験の蓄積が想定されます。合理的配慮が明示的に拒否されない場合であっても、対応が形式的・限定的なものにとどまる、十分な協議を経ないまま本人の希望と異なる代替案が示される、提供までに長い時間を要する、といった経験が重なることがあります。こうした経験は、マイクロアグレッション(小さな否定や軽視として受け取られる言動)に類するものとして蓄積し、支援者や大学への不信を深め、トラウマ反応を強める要因となります。本分科会では、トラウマインフォームドケアの観点からの話題提供をもとに、学生が安心して困難やニーズを表明し、十分な説明と協議を通じて配慮内容をともに検討できる支援のあり方を議論します。 15:15 閉会 3. 参加申込 大会ウェブサイトの参加申込フォームよりお申し込みください。 申込受付期間 事前申込/事前支払 ※事前申込のない方の当日受付はありません。 申込期間:7月14日(火)〜8月17日(月) 定員:先着550名 ※ 各企画には、手話通訳と文字通訳がつきます。ただし、高専分科会では個別ニーズにあわせて手配することとしていますので、本分科会に参加される方で情報保障が必要な方は8月7日(金)までにお申し出ください。ポスターセッションには手話通訳者、ガイドヘルプ者が待機予定です。その他、障害等により配慮が必要な方は、8月7日(金)までに大会事務局宛にメールにてご連絡ください。 大会事務局 taikai@ahead-japan.org ※ すべてのプログラムのスライド資料(PDF形式)は、大会の数日前に、参加を申し込まれた方へメールでご案内するURLからダウンロードできます。 託児のご案内 本大会では、託児サービスを提供いたします。ご利用を希望される方は、以下の内容をご確認のうえ、大会ウェブサイトの託児申込フォームよりお申込ください。 対象日時:9月1日(火)受付時〜9月2日(水)プログラム終了時 場所:会場内別室 対象年齢:おおむね未就学児のお子様 ※小学生以上のお子様はご相談ください。 定員:若干名(先着順) 申込締切:8月7日(金) 利用料:無料 お申込みが多数となり、会場での受け入れ可能な人数を超える見込みとなった場合には、受付期間中であっても、やむを得ずお申込みの受付を終了させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。 ※ 託児サービスは外部専門業者と連携し、安全に配慮して運営いたします。ご不明な点がございましたら、事務局までお気軽にお問い合わせください。 参加対象 AHEAD JAPAN会員:法人正会員、第1種個人正会員、第2種個人正会員 ※ 学部生は参加対象外となります。 非会員:以下の参加資格に該当する方 *高等教育機関で障害学生支援に関わる、又は関心のある教職員 *高等教育での障害学生支援に関心のある研究者、又は大学院生 *高等教育での障害学生支援に関わる組織・団体関係者 参加費 会員:5,000円(10%税込/1人) 非会員:9,000円(10%税込/1人) ※会員の方は、申込時に会員番号(7桁)が必要となります。事前にご自身の所属する機関でご確認の上、お申込ください。 参加費のお支払い方法 決済方法 クレジットカード、コンビニ、ATM、PayPalをご選択いただけます。 領収書 [クレジットカードの場合] カード会社から送付される「ご利用明細書」や「引き落とし明細書」を領収書の代替としてご利用ください。 [コンビニ/ATM払いの場合] コンビニエンスストア店頭でお渡しする領収書をご利用ください。 ※ 経理上、内容の詳細を含む必要がある場合など上記の書面をご利用いただけない場合は、申込後にPeatixから送られる「チケットお申し込み詳細」メールに、発行された「領収データ」のリンクがありますのでそちらを印刷してご使用ください。「領収データ」の宛名や但書はご自身で入力していただけます。発行日は、発行操作を行った日付となります。 当日の受付方法 申込後、Peatixより「チケットお申し込み詳細」メールが送られてきます。アプリをダウンロードするなどして、スマホ画面にQRコード(チケット)を表示して、受付を行ってください。 ※ QRコードのチケットは、スマートフォンアプリ、ブラウザ(スマートフォン/パソコン)に表示されます。紙のチケットは発行されず、スマートフォンがそのままチケットになります。スマートフォンでアプリをダウンロードできない(しない)場合、あらかじめパソコンからチケット画面を紙に印刷してお使いください。詳しくはPeatixのページをご確認ください。 当日のプログラム資料 参加申込をされた皆さまには、大会前に資料ダウンロード用のURLをお知らせいたしますので、当日必要な方は印刷するなどして各自ご用意ください。 ※当日の配布はございません。 Q&A Q 参加費はAHEAD JAPANの銀行口座へ直接振込できますか? A 申し訳ありませんが、お支払いはPeatixのみとなり、銀行口座への直接振り込みはできません。Peatixの支払い方法には以下がございます。 クレジットカード、コンビニ、ATM、PayPal。 詳しくはこちらのPeatixのページよりご確認ください。 Q 領収書は発行されますか? A 上記記載の通り、領収書は申込後に送られてくる「大会のチケットお申し込み詳細」メールに、発行された「領収データ」のリンクがあります。必要とされる場合はそちらを印刷してご使用ください。宛名や但書もご自身で設定できます。 Q 学内でまとめて申し込みたいのですが、一括申し込みは可能ですか? A 複数名の一括申し込みを希望される方には、Peatixの「譲渡」機能をご案内しております。 ただし、大会当日までに譲渡が完了せず、事務局からの一斉連絡(大会資料の送付など)が届かないケースが多発しております。そのため、以下の点を必ず徹底していただきますようお願いいたします。 ・ チケットの譲渡・受け取りは、必ず【8月18日(火)まで】に完了させてください。 ・ 大会受付時には、参加者お一人ずつのチケット確認を行います。必ず譲渡機能を利用し、各自でチケットを受け取ってからご来場ください。 なお、チケットを受け取る方もPeatixのアカウント作成が必要です。詳しい譲渡方法や受け取り方法については、Peatixのヘルプページをご覧ください。 Q 申し込みをしたのに、Peatixからメールが届きません。どうすれば良いですか? A メールが届かない場合の対処法がPeatixのページに記載されています。ご確認の上、お試しください。 Q 大会参加証明書を発行してもらえますか? A 当日受付を済まされた方には、大会参加証明入りのネームプレートをお渡しします。そちらに各自ご記名の上、ご利用ください。 その他、Peatixに関するご質問はPeatixへ、大会に関するご質問は大会事務局へお問合せをお願いいたします。 大会事務局 taikai@ahead-japan.org 4. 実践・研究発表の申込 大会ウェブサイトの実践・研究発表申込フォームよりお申し込みください。 募集概要 ・ 実践発表(高等教育での障害学生支援に関する取り組み・実践)、又は研究発表(高等教育での障害学生支援に関連する学術研究)を、ポスター発表形式で募集いたします。 ・ 筆頭発表者となれるのは、「法人正会員の教職員及び大学院生」、「第1種個人正会員の教職員」、「第2種個人正会員」のみです。連名発表者は非会員でもなれますが、会場で発表する場合は大会への参加申込が必須となります。なお、学部生は参加対象外となるため会場での発表はできませんが、連名発表者になることは可能です。 ・ 筆頭発表者は発表の申込前に、大会への参加申込を済ませてください。 ・ 筆頭発表者としてのお申込みは、お一人1件に限ります。 申込方法 大会ウェブサイト内にある申込フォームよりお申し込みください。申込の際は、発表内容の要旨(600文字〜800文字)を記入し、提出していただきます。執筆要領(PDF)をご確認のうえ、お申し込みください。  実践・研究発表の申込期間 7月14日(火)〜7月24日(金) 発表日時 発表 2026年9月1日(火)13:00-17:00 プレゼンテーション前半 14:15-15:00 プレゼンテーション後半 15:15-16:00 ※ 発表者は12:00-13:00で準備を行っていただきます。終了後は、17:30までに片付けを完了してください。 ※ 発表者は前半・後半のいずれかでプレゼンテーション・質疑応答をポスター前で行っていただきます。後日事務局より、前半・後半の割り当てをご連絡いたします。 発表方法 ポスターを掲示いただく専用パネルを用意いたします。 その他の詳細は、筆頭発表者宛に後日大会事務局よりご連絡いたします。 5. 問合せ taikai@ahead-japan.orgまでメールでお送りください。 AHEAD JAPAN 大会事務局