1.概要

一般公開シンポジウム
「読書バリアフリー法によって大学図書館と障害学生支援室のコラボレーションはどう変わるか ~機関リポジトリを活用したアクセシブルなデジタルデータ共有~」

要旨:
 障害学生支援において、教科書、学術書、学術論文等の書籍のアクセシビリティを含めた読書環境の整備は極めて重要なテーマである。しかし、アクセシブルな書籍な提供状況や読書環境の整備状況は、大学によって大きく異なっている。すべての大学等で、アクセシブルな書籍の安定供給を含む読書環境の整備が行えるようにするためには、障害学生支援室と大学図書館の連携が大きな鍵になると考えられる。
 本シンポジウムでは、まず、(1)読書バリアフリー法の概要とねらい、(2)大学等で製作された視覚障害者等用データの所在等を共有する仕組みの構築に向けた取組、(3)高等教育機関における障害学生支援部局と大学図書館等の連携への期待等についてご紹介いただく。次に、障害学生支援室と大学図書館が連携してアクセシブルな書籍を提供している先進事例についてご紹介いただく。そして、大学図書館と障害学生支援室のコラボレーションの在り方について議論を行う。

日時:
 2021年3月5日(金)16時30分~18時30分に開催しました。

2.参加申し込み・視聴方法(終了済み、受け付けておりません)

AHEAD JAPAN会員向けに、2021年6月30日まで(予定)、シンポジウムの記録動画(手話通訳・字幕付き)と資料を限定公開します。詳細は会員に対してメールにてお知らせいたします。ご不明の方は、事務局secretary@ahead-japan.orgまでお問い合わせください。

3.プログラム

(1)開会挨拶(筑波技術大学 白澤麻弓)

(2)趣旨説明(慶應義塾大学 中野泰志)

(3)話題提供 16時45分~17時45分

・話題提供1 「読書バリアフリー法の概要・ねらい(仮題)」
 文部科学省 男女共同参画共生社会学習・安全課 小林 美保

・話題提供2 「大学等で製作された視覚障害者等用データの所在等を共有する仕組みの構築に向けた取組(仮題)」
 文部科学省 研究振興局 参事官 学術基盤整備室 土井 大輔

・話題提供3 「北海道大学附属図書館における障害学生支援の実際(仮題)」
 北海道大学 附属図書館 長嶋 岳生

・話題提供4 「立命館大学図書館における障害学生支援の実際(仮題)」
 立命館大学 図書館利用支援課 小中 啓司

<休憩10分>

(4)パネルディスカッション 17時55分~18時35分

パネラー:
 文部科学省 男女共同参画共生社会学習・安全課 小林 美保
 文部科学省 研究振興局 参事官 学術基盤整備室 土井 大輔
 北海道大学 附属図書館 長嶋 岳生
 立命館大学 図書館利用支援課 小中 啓司
 東京大学 先端科学技術研究センター 近藤武夫

司会:
 慶應義塾大学 中野泰志

(5)閉会挨拶(東京大学 近藤武夫)

以上